美大受験科の2月




 ディーキューブアートスタジオ美大受験科


受験生は引き続き志望別課題、

1・2年生はコンクール対策課題として

細密デッサンを行なっています。



こちらは志望別課題に取り組む受験生たちの様子です。



油彩画は初めてというAさん


「楽しいです。ちまちま重ねていく感じが。」

「今までデッサンしかやってこなかったので、色を合わせるのが難しい。」

と話してくれました。


デッサンでは白黒の画面だったため

水彩や油彩を行うとき、

色を合わせることに最初は戸惑う人が多いように感じます



色彩構成:アイデアを練る様子(Bさん)


アイデアを練っているBさんは

「より少ない手数で、伝えたいことをうまく抽象化したい。」

と、モチーフをじっくり観察しながらノートに書き出していました。


色彩構成:溝引きの様子(Cさん)


溝引きとは、筆で直線を引くテクニックです。


Cさんは、慣れれば簡単だと話していました。

「ムラなく塗るためには、絵の具の濃度が一番大切。」

ということも教えてくれました。


このような技術的な面は、経験を重ねることで

身体に染み付いていきますね。




色彩構成:完成(Dさん)


Dさんは、スポンジの質感の面白さを表現しようとしたそうです。

「こうしよう、と思っていても

実際に構成するのが難しい。」

と自己の作品を振り返りながら話していました。






イーゼルデッサンに取り組むEさん


受験本番まで2週間弱だそうです。


「制作時間は4時間。終わる気がしない。

時間内に終わらせることが今の課題。」


「無駄が多いと講師に言われ、自分でもそう感じることが多いから

無駄をなくしていきたい。」と話してくれました。


時間内に完成させることに課題を感じている生徒も多いようです。




こちらは木炭の石膏デッサン(アマゾンB)


Fさんは石膏デッサン10枚目ぐらいだそう。


「今回はうまくいっている。形が取れたから楽しい。」

と笑顔で話していました。

「石膏デッサンは構図が大事だと思う。

作品の印象が大きく変わるから。」

とも話してくれました。


最初に構図をうまく収められれば

その後のモチベーションにもつながりますね。





こちらは細密デッサンを行う1・2年生の様子です。

課題のひとつに煮干しがあります。



煮干しを描き進める中で生徒たちが口を揃えて言うのが

「可愛く見えてきた。」



煮干しとじっくり向き合うことで愛着が湧くのかもしれません。

細密デッサンはコンクールに向けて24日まで行われます。



また、志望別課題を進める受験生もいよいよラストスパートです。

焦りや緊張もあるかと思いますが、

楽しみながら一緒に頑張っていきましょう。



指導助手 角田嘉軟(福岡教育大学 中等教育3年) 




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